#0858 いのちの選択

うちのネコズは元捨て猫ネコズ。

白いほうの《はな》は友人が拾った子で、黒いほうの《しずく》は里親募集サイトからのご縁です。
ネットからはなと仲良しになるようにと子猫ばかりを選び、メールで問い合わせ。すべて里親さんが見つかりましたとのメール。
その中のおひとりが『写真の子は貰い手が見つかりましたが同じくらいの子はほかにもいます。写真送っていいですか?』と、5匹くらいの写真が送られてきました。一匹ずつ顔がわかるように撮られた写真。
その時にはじめて、私達はこの中から一匹を選ぶのだと思いました。
選ばなかった子はどうなるのか。
期限が来たら選ばれる可能性のあった子は殺されてしまうかも。
『どの子でもいいです』とお返事をしたら、『選んであげてください』と。なやみました。
家に連れてきてくれた時ややりとりの中でもそういった気持ちをつたえるとこの子(しずく)が幸せになるんだからとはげましてもらいました。
一匹しか救えないと思っていたけど、譲り受けてよかったと思っています。
この投稿を読んであのときの気持ちを思い出しました。
命を選択したのだから、最後まで大切にします。

Facebookの記事からあらためておもうことを書いてみました。

新潟県動物愛護センター・応援コミュニティ

今日の記事より転載しています。

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にんげんのみなさんへ

人間のみなさんにお願いがあります。

動物の保護センターや愛護センター(皆さんが保健所と言っている場所です。)に行ったことのない方はぜひ一度訪問してみて下さい。

“暗い” “怖い”というイメージがあるから嫌だという方は、先ず各地で建設されつつある動物愛護センターのような新しい施設に行ってみてください。
館内は明るく、あなたが保健所に対して持つマイナスなイメージを払拭してくれることでしょう。

しかし、訪問する時期や場所、あなたの感受性によっては、新しい家族を待つ犬や猫の数や鳴き声に言葉を失うかもしれません。

また、昔ながらの古い保健所ではもっと驚く光景を目にするかもしれません。
私たち犬や猫が収容されているケージの目の前に、鈍く銀色に光る殺処分器、そこへ注入するための炭酸ガスのボンベが平然と置いてあることもあるからです。

でも、、、

それが人間の皆さんが作った”ありのままの現実”です。

そして、もし、あなたがその中から家族を選ぶことになれば、これまでに感じたことの無い感情に襲われるかもしれません。

多くの私たち犬や猫から「命を選ぶ作業」をすることになるからです。

施設によりますが、収容されてから、早い場合は3〜7日後。それまでに選ばれなければ、彼らは”処分”されます。

どうか「しかたないよ…」なんて言わないでください。
「命を選ぶことなんてできないよ…」なんて言わないでください。
「一匹救ったところでどうしようもないよ…」なんて言わないでください。

あなたが犬や猫を迎え入れることのできる環境にあるのなら、よく考えた上で、是非目の前の一つの命を救ってあげてください。

それができないのなら、見たことをお友達に知らせてあげてください。
ペットをお金で買おうとしている人がいたら、ペットショップに行く前に保健所に誘ってみてください。

2012年、日本では、保健所だけで約18万の尊い犬や猫の命が炭酸ガスによる窒息、または薬物の注射により殺処分されました。
(一部のペットショップやブリーダー、個人による処分や事故死などは当然含まれていません。)

この数は、人間のみなさんが毎年、”ペット”をお金で購入する人の約10人に1人という数です。
10人に1人が保健所の犬猫を家族に迎え入れてくだされば…

「次はあなたがその一人になってください。」

「どうか、知らないふりをしないでください。」

「そして、もうこれ以上、仲間を殺さないでください。」

私たち、犬と猫からの切なるお願いです。

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